超硬合金の切削加工を更に経済的に<br> –従来の侵食ではなく<br> CCDIA®CARBIDESPEED®で<br> フライス加工<br>

新たなダイヤモンドコーティングの出現  – 工具・金型メーカーにとって マイルストーン

超硬合金の切削加工は、侵食や研磨よりはるかに大きな利点をもたらします。 例えばより短いサイクルタイム良好な仕上げ面、環境に優しい機械加工 腐食のない複雑な輪郭の形成など。 新開発の CCDIA®CARBIDESPEED®でCEMECONは、工具メーカー に更に最適なダイヤモンドコーティングを提供し、どんなに過酷な環境であっ ても工具メーカーが、最も経済的に超硬合金の切削加工を理想的に可能にする 条件を掲示します。

工具と金型メーカーは、現在、超硬合金のパンチとダイの製造に多くのコストと時間のかかる侵食方式 を利用しています。フライス加工と穴あけ加工では、非常に大きな可能性を提供します。切削加工を行 い、実際の製品形状を製造することによって、今までのコストのかかる電極の製造が不要となります。 例えば、穴あけ加工においても大幅な時間の短縮が可能です。さらに侵食は微細損傷が顕著化します。 これは、入念な研磨作業によって取り除かなければなりません。切削加工では、この損傷は発生しませ ん。これは、高品質の表面と非常に精巧な輪郭精度の実現を可能にするのです。複雑な3D輪郭の作成 可能範囲も大幅に拡大しています。

現在、とりわけ超硬合金の切削加工が難しいため、切削加工には多くの利点があるにもかかわらず、あ まり活用されていません。「HV900~2,200 の硬度を持つ超硬合金の切削加工には、高い耐 摩耗性と耐熱性を備えた高強度・高精度の工具が必要です。様々な理由から、これまでは超硬合金を切 削加工する方法は、市場にほとんどありませんでした。コーティングソリューションの欠如は、工具メ ーカーにとって可能性の欠如を意味しますが、これはすぐに変わっていくことでしょう。」と、 CEMECONのラウンドツール部門のマネージャーでもある、MANFRED WEIGAND は 述べます。

CCDIA®CARBIDESPEED®  マーケットリーダーからの新たな提案

様々な難題にCEMECON社は、挑戦し続けました。マーケットリーダーとして弊社は、常に最高品 質のコーティングソリューションを提供し続けるという役割を担っています。  CCDIA®CARBIDESPEED® は、まさに超硬合金の切削加工の為に、コーディネートさ れたソリューションなのです。ダイヤモンドコーティングは、密着性とHV10,000 の硬度を兼 ね備えた耐摩耗性を実現します。

既に、開発段階のパイロットプロジェクトでは、CCDIA®CARBIDESPEED®のコーティ ングを施した精密工具が少なくとも同等、もしくは既存のソリューションよりも生産性や経済性の面で より優れたパフォーマンスを達成することがわかっています。これは、加工中の製品の表面品質が更に 改善されただけでなく、新しいコーティングの更に大きな可能性を示しています。既に生産も開始して います。

「この新たなコーティングの登場により、多くの工具メーカーが、超硬合金の切削加工により注目する ことになるでしょう。」と、MANFRED WEIGAND は、確信しています。

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